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コラム ~ブリッジについて~
2019.3.14

ブリッジとは
失った本数が少ない場合は、ブリッジによる治療が行われるのが一般的です。ブリッジというのは、歯がなくなった所を両側の歯を使って補う人工物のことを言います。
ブリッジは固定式ですので、入れ歯のような面倒な取り扱いがなく、ご自身の歯と同じくらい咬める事が大きなメリットです。また、入れ歯と比べて違和感も少ないです。そして、インプラントのように外科治療が必要ではありません。
最大のデメリットは、抜けている歯の隣の歯が虫歯や被せ物をしていない健康な歯であっても、ブリッジを作る際にそれを削らないといけないという事です。また、ブリッジの支えとなる隣の歯(支台歯)には、噛む力が今まで以上にかかってくるので負担が大きくなります。

 

≪メリット≫
• 天然歯のように咬み心地が良い
• 異物感が少ない
• 他の治療法より治療期間が短い
• 外科治療の必要がない
• 素材によっては保険の適用あり
≪デメリット≫
• 支台歯を削る必要がある
• 支台歯に負担がかかる
• 掃除が難しい
• 寿命が平均7~8年程度

 

保険適用のブリッジの条件
保険適用になる主な条件は以下の通りです。
• 失った歯は連続した2本まで
一部例外がありますが、基本的には1本だけ歯を抜いた、もしくは隣り合った2本の歯を抜いた場合が対象となります。保険適用の際には欠損部に応じた式で計算をします。

• 土台となる歯が2年間は問題ないと診断されている
ブリッジを被せる土台となる歯が健康であることが条件です。土台の役目を果たせないと判断されると適用することはできません。

• ブリッジの素材
前歯には表面だけが白いプラスチック製になっている銀色のレジン前装冠、前から4番目の歯(第一小臼歯)より奥の歯に対しては金銀パラジウムなどの銀色の被せ物を使用することが条件です。

 

保険適応外のブリッジ
自費治療のブリッジもあります。保険のブリッジにはないメリットもありますので、ご自身の要望に近いものを選んでください。

①メタルボンド
メタルボンドは、金属の上に、セラミックを焼き付けています。セラミックの見た目は、歯に近く美しいですし、黄ばみなどの変色は起こらない点がとても優れています。また、強度も高く、傷もつきにくいです。しかし、金属が使われているので、いくらセラミックを使っていても、光を当てたときに中の金属が透けて暗い色調になってしまうことがあります。

②オールセラミック
全く金属を使わないセラミックの被せは、オールセラミックと呼ばれ、メタルボンドよりも色調に優れ、見た目が綺麗な仕上がりになります。 また、金属アレルギーの方にも使うことができ、歯ぐきに金属が溶け出して変色を起こすこともありません。強度の面では他の治療法よりは若干劣ります。

③ジルコニア
ジルコニアはセラミックの中でも、強度が優れていることが特徴です。オールセラミックの、突発的な力が加わると割れてしまうという欠点を補っています。見た目もオールセラミックと同じでとても美しく、金属アレルギーの方にも使うことができます。

 

トラブルを起こしやすいブリッジ
ブリッジ治療を行った箇所がトラブルを起こすことはあります。以下のブリッジは特にトラブルが起こしやすいといえます。

①ロングスパンのブリッジ
例えば2本欠損の4本ブリッジの場合、4本分の力を2本で支える事になります。ロングスパンになればなるほど支台となる歯には負担がかかり、ブリッジの脱離、歯の破折、支えとなる歯が揺れてくるなどの症状を起こしやすいです。

②延長ブリッジ
例えば一番奥の歯を失った場合、一つ手前の歯とさらにもう一つ手前の歯の2本で支える延長ブリッジがあります。このタイプのブリッジは、てこの力がかかり支えとなる歯に大きな力がかかりやすい構造です。そのため、ブリッジの脱離、歯の破折、支えている歯が揺れるなどの症状が起こしやすいです。

③支台となる歯が傾斜しているブリッジ
傾斜している状態でブリッジをかけると、脱離しやすく、その歯自体も悪くなりやすいです。さらに、汚れも一段と残りやすく、虫歯や歯周病に陥りやすくなります。

④欠損した部位の歯肉が下がっているブリッジ
歯が無い部分の骨は少しずつ痩せていき、歯ぐきが下がります。歯ぐきが下がることで見た目におかしくなることがあります。また、清掃もしにくくなり、口臭の原因にもなります。 また、隙間があるために、空気がもれて発音に問題がおこることもあります。

 

ブリッジのメンテナンス
ブリッジは一生持つものではありません。ブリッジを外すまでの年数は平均で7〜8年程度です。ですが、これはあくまでも平均であり、装着した後の掃除を怠っていれば、これよりももっと早くダメになる一方、これよりも長持ちするケースもあります。
少しでも長持ちさせるために、日頃の歯磨きはもちろんですが、歯間ブラシやフロスを使用し、清潔に保つようにしましょう。また、問題がないかどうか定期的に専門家によるチェックを受けることも大切です。

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