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コラム ~根の治療について~
2019.3.7

根管治療とは
歯の根の管を根管といい、根管の中には通常神経と血管があります。根管治療とは根管内を消毒し、薬を詰めて細菌が入り込まないようにする治療のことをいいます。
根管治療には大きく分けて虫歯が深く神経を除去する場合(抜髄)と歯の根の先に膿が溜まった場合(感染根管処置)の2つのパターンがあります。
一般的に感染根管治療の方が難易度が高く治療回数が多くなります。

 

根管治療が必要な主な症状
①虫歯が進行し、痛みが強い
虫歯が進行し神経まで達すると、しみたり、強い痛みが出ます。
痛みを取るため歯に麻酔をし、神経を取る抜髄をする必要があります。
抜髄後、根管治療を行い根の中を消毒します。

②神経が死んでいたり、根の先に膿がたまっている
虫歯が進行したり、歯をぶつけると歯の神経が死んでしまい腐ってしまうことがあります。
また、神経が死んで時間が経つと根の先に膿の袋(歯根嚢胞)ができます。
そのまま放置すると大きくなっていき、腫れや痛みが出ることがあります。
どちらの場合も根管治療を行い、根の中を消毒する必要があります。

③歯茎が腫れたり、歯茎に白いできものができた
根の先に膿が溜まっていると歯茎が腫れ、痛みが出たり、歯ぐきに白いできものができたりすることがあります。歯ぐきにできる白いできものは膿の出口です。
根管治療を行い、根の中を消毒することによって、歯ぐきの腫れや白いできものは治っていきます。

 

根管治療にかかる期間、注意点
治療にかかる期間は、炎症の状態や根管の形態によって大きく異なります。
根管の形はひとりひとり異なり、歯の根と同様にまっすぐな形をしている方もいれば、枝状に細かく分かれる形をしており、器具や薬を使っても治療が難しい方もいます。
炎症や形態に問題がなければ1~2週間で、問題があるときには2~3ヶ月かかる場合もあります。
神経の治療をしている途中で期間が空いてしまうと、仮のふたのすき間からお口の中の細菌がどんどん入ってしまいます。
進行していくと周りの骨を溶かします。歯だけではなく周りの骨も治るのを待たなくてはいけないために多くの時間がかかってしまったり、最悪抜歯せざるを得ないこともあります。
また、根管治療中は歯自体が弱くなっています。そこに力が加わると仮のふたが取れたり、歯が欠けたり、割れてしまうこともあります。
根管治療中の方はできるだけ噛まないように気を付けてください。

 

根管治療時の痛み
①根管治療中に痛む場合
 残っていた歯髄に触れたことによるもの
 歯の周りの組織に通う神経に器具が触れたことによるもの
などが主に考えられます。
治療中に痛みがある場合は、痛み止めの麻酔の注射を行います。

②根管治療後に痛む場合
 根管の形状により完全に歯髄や感染部分を取り除けなかったによるもの
 歯の周りの組織に通う神経に刺激が加わったことによるもの
 歯がひび割れていることによるもの
 歯の噛み合わせの問題によるもの
 他の部位が原因で起こっていることによるもの
などが主に考えられます。
考えられる原因は多岐にわたりますので、いずれの場合もご自身で判断せず診断を受けてください。

 

根管治療後
根管治療後は、根管に薬剤を詰め(根管充填)そこに被せ物や詰め物を入れることで歯の機能を取り戻すことができます。
根管治療後の歯はもろくなっています。特に奥歯は強い力が加わりますので歯が割れやすくなります。また、神経がありませんので虫歯が進行しても痛みを感じない為気づくのが遅れてしまうことがあります。さらに、根管治療をした歯は根の先の膿が再発することがあります。そのため歯の寿命は神経が生きている歯より短くなることがほとんどです。
根管治療を行った歯を少しでも長持ちさせるためにはメンテナンスは欠かせません。

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