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コラム ~歯の土台(コア)について~
2019.3.9

歯の土台(コア)とは
歯質があまり残っていない歯に被せ物(差し歯)をつけても、すぐに取れたり、残っている歯が割れたりしてしまうことがあります。そのため、大きな虫歯や歯の破折、再治療などにより、歯に十分な量の歯質が残っていない場合には、人工の土台(コア)で歯を補強する必要があります。
歯の土台(コア)にはメタルコア、レジンコア、ファイバーコアなどの種類があります。

 

メタルコアの特徴
メタルコアは銀合金という金属の土台で、保険適用の為値段を抑えることができます。
しかし、歯質と比べると非常に硬く、噛む力によって残った歯質を破折させるおそれがあります。
また、メタルは当然のことながら金属の色を呈していますので、被せ物を装着したとしても被せ物の素材によっては外から金属色が透けて見えることや、根元が黒くなるという、審美的な問題も抱えています。
それから、長く使い続けていくと金属の成分によって歯ぐきが黒ずんでくるという現象が起こることもあります。
さらに、金属アレルギーを引き起こす可能性もあります。

 

レジンコアの特徴
レジンコアとは保険適用のプラスチックでできた土台です。
レジンコアはメタルコアより強度はありませんが、歯を削る量が少なく済むというメリットがあります。
ただし、歯質が多く残っていないと強度的にも、技術的にも困難なケースが多く、すべてのケースでできる訳ではありません。
直接口腔内で製作する為、術者のテクニックや歯の環境によって予後が左右されやすいです。

 

ファイバーコアの特徴
ファイバーコアとは、グラスファイバーとプラスチックで作製した土台です。
光ファイバーで使用されている素材に近く、金属とは全く異なる性質を持っています。
ファイバーコアは、素材自体に柔軟性があります。強い力が加わったとしても、歯質とファインバーコアで力が分散され、歯根の破折などを防止することができます。
また、グラスファイバーは光を透過しますし、メタルのような金属色を呈していませんので、オールセラミッククラウンを被せたとしても、金属色が透けて見えるようなこともありません。
そして、金属のようにアレルギーを起こしたり、歯ぐきに黒ずみを生じさせたりすることもありません。

 

まとめ
歯の土台(コア)は目立たない部分ですが、とても重要な治療です。どのような素材の土台(コア)を使うかによって、その歯に将来起きるかもしれないトラブルの発生率や歯の寿命が変わります。
被せ物(差し歯)がきれいで長持ちするものでも、その下の土台(コア)や歯の根に問題が起きれば、抜歯や歯全体の再治療が必要になります。
それぞれのコアの特徴を踏まえて、ご自身に合った治療法を選択してください。

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